モデル建物法入力支援ツール

モデル建物法には2つの入力方法があります。

非住宅の省エネ計算をする場合、モデル建物法が最も作業量が少なく一般的であるということは前回書かせてきただきましたが、今回はそのプログラムについてみてみることにします。

まずは最新のモデル建物法入力支援ツールはVer2.4.0となっていますが、このページはWEB上にあるため、インターネットに繋がっているコンピューターから操作することとなります。

とはいえ年代物のPCをご使用でWEBブラウザが古すぎる場合には情報が正確に表示されないことがあるのと、有名どころのブラウザ(IE、Chrome、Firefox)以外はサポートされていないということですので、それ以外のブラウザ(Safari、Edgeなど)を通常使用している場合には注意が必要です。

モデル建物法WEBプログラム

モデル建物法WEBプログラムver2.4

現在のところ、モデル建物法の入力方法については2種類の方法があります。

(1)このWEBプログラムのページに直接入力していく方法
(2)「モデル建物法入力シート_Ver2用」を作成し読み込ませる方法

マニュアルではどちらの入力方法でも使用できるとありますが、現在のところ、2)「モデル建物法入力シート_Ver2用」を読み込ませる方法のほうが一般的となっている気がします。

というのもWEBプログラム上で数値を入力していく際にその数値の根拠などを、当然ながら行政側でも確認できる必要があります。

その場合、例えば「外皮の平均熱貫流率」や「床面積あたりの冷房熱源容量」などの数値を算出するために別途集計表などを作成する必要がでてきます。

平成25年基準(Ver1系)の時には入力する効率などの値の根拠を集計表などで確認できる便利なツールが配布されていたのですが、現在のVer2系では配布されているモデル建物法入力シートに入力しても、WEBプログラムに入力するために必要な値というものが表示されない仕様になっていてわかりません。

そのかわりにそのモデル建物法入力シートごとWEBプログラムに読みこませることで自動的にBEIが計算される仕様となっています。途中の数値を確認したい理系の技術者達の中には納得できないと思う方もいることでしょうが、自動化され途中のプロセスが見えなくなってしまっているVer2にも、進化したメリットがあるということなのでしょう。

そのため、独自の集計表を作成しながら数値を算出し、その数値をWEBプログラム上で入力するよりも、配布されているモデル建物法入力シートに図面と照らし合わせ間違いなく入力するほうが、審査をする行政側にとっても効率がいいということになっています。モデル建物法入力シートの入力の方法については別の回に改めて説明したいと思っていますが、WEBプログラムの全体像を知る上で、まずは実際にプログラムをさわってみることをお勧めします。

モデル建物法入力支援ツールのヘッダー部分の抜粋

モデル建物法入力支援ツールのヘッダー部分の抜粋

上の方のタブの「基本情報」のところから始めて「外皮」→「空調[AC]」→「換気[V]」→「照明[L]」→「給湯[HW]」→「昇降機[EV]」→「太陽光発電[PV]」と入力を行い、最後に直上の「計算」というボタンを押すと計算結果が表示されます。さらに計算ボタンの隣にある「出力」というボタンを押すことで、届出の際に必要となる様式のPDF書類が自動的に作成される仕組みとなっています。

現在の仕様(Ver2)でこのWEBプログラム上に直接入力する方法はあまりお勧めできませんが、各評価項目を見ていくことで、省エネ計算をするのにどのような情報を入力する必要があるのかを理解することができると思います。